マイカー通勤者に自主的に事故防止活動をさせたい

Q3

マイカー通勤者に自主的に事故防止活動をさせたい


 当社では、マイカー通勤者が多く、マイカー通勤者だけで事故防止活動をさせたいのですが、どのような活動がありますか?



 マイカー通勤者が多数いる場合には、マイカー通勤者全員が加入する「マイカークラブ」を結成して、マイカークラブが主体となって事故防止活動を行う方法が一般的です。
 マイカークラブは、全員が加入することが原則です。加入しない従業員がいるとクラブを結成した意義が半減します。事業所によっては加入を義務づけているところもあります。
 会費は、月100円程度にして無理のない範囲で集め、活動資金にします。
 クラブの活動としては、次のようなものがあります。


①駐車場の管理
 マイカー通勤者の駐車位置の指定(抽選)や清掃など、自分たちの駐車場は自分たちで管理します。


②マイカー通勤者への安全チラシの配布
  交通安全運動の期間中などに、マイカー通勤者が交替で会社の駐車場の出入口に立ち、交通安全チラシを配布したり、シートベルトの着用チェックなどを行います。


③マイカー通勤者の安全大会の実施
  マイカー通勤者が集まり、安全大会を実施して簡単な実技競技などを実施します。


④安全運転講習会などの実施
 マイカークラブ主催の安全運転講習会などを実施します。


⑤マイカー通勤車の不正改造などのチェック
  マイカー通勤車の車高を低くしていないか、前席のサイドガラスに違法なスモークガラスを貼っていないか、などをチェックします。


⑥その他の活動
 自動車保険の一括加入、ガソリンスタンドと契約して割引購入など、車の維持面で便宜を図る活動をしている事業所もあります。

 

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 → 「マイカーの業務利用における会社の責任」について(清水伸賢弁護士)

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